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2022.06.03 見ごろ間近の ハナショウブ

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                                ハナショウブ:見ごろに

 令和4年6月3日 梅雨を前に、青天が続いています。東行池の周囲にはカメラを片手に散策の姿が多く見られます。近年、黄色の花ショウブが、勢力を強め制覇しょうとする勢いです。

 4日から1週間が見ごろと思われます。ハナショウブは、管理がむつかしい植物で、手をかけるのが大変です。皆様に満足されるように、との思いで触れあっています。

 先日、博多からセッコクの写真撮影に立ち寄ってくださったグループがおられました。何より

の励ましと、ご案内した次第です。

 

 

 

 

 

2022.05.26 泰山木・ハナショウブ・忍音(初音)

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 令和4年5月26日、さあー 花の季節、初音の季節です

純白の大輪は、泰山木の花です。あまり目にすることはありませんが、東行池の岸辺には、高さ10㍍もある大木が、そびえています。最初の一輪です。中国の名山・泰山に雪が降り積もった、そんな風景を…。といっても、少々無理ですね…。

 花ショウブも、これからです。黄色から始まり、紫など色とりどりの風景を楽しめますが、まだまだ、6月に入ってからですね。

 初音とは、さて何の初音でしょうか。そうです。ホトトギスの初音です。東行庵では、25日の夕方に、トッキョキョカキョク、トッキョキョカキョクと、すばらしい声で、飛来を告げてくれました。その姿を!。と思い、立ちつくしましたが…、残念ながら飛び立ってくれませんでした。

 沙羅双樹、ツボミがやや、ふくらんできましたよ…。

 

 

 

 

2022.05.23 梅雨前のひと時を楽しむ

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                            (梅雨前のひととき:セッコク)

 まもなく、梅雨を迎えますが、その前のひと時、カエデの高さ1㍍ほどの位置に一群れになって、セッコクが咲き誇っています。

 サツキもそこかしこに咲き、ハナショウブ開花の時期もせまってきました。6月に入ると、さあー、開花に合わせ、何日に訪れますか。泰山木・ハナショウブ・沙羅双樹・アジサイ。

 本日は5月23日、その都度お知らせしましょうね。お楽しみに!。

2022.05.14 東行池はスイレン満開  5輪をアップ

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                                  (令和4年5月14日)

 令和4年5月14日、今朝は、いつもより早く起床。昨夜まで細い雨音がしていましたが、その気配なしです。用意を終え、東行庵着は、午前8時。すでに箒を片手に数人の姿がみえます。さて、14日・箒。何の日でしょうか。そうです、東行先生をはじめ、高杉家、庵主様、そして奇兵隊及び諸隊士のお墓の、毎月の清掃日なのです。なんと、30年近く続く行事なのです。

 でも本題は、これからです。東行池には、現在スイレンが満開で、数えれば数百個が咲き競っています。でも、5輪を選びました。

 「最近、東行庵のホームページを見ていたら、私の曽祖父の名前が出ていまして、おどろきました」。と,東京から電話をされ、おっしゃるのです。

 曽祖父とは、奇兵隊の隊士で、吉田の本陣を鳥羽伏見の戦いへ向け出発の際、小倉の藩校(思永館)から戦利品として持ち帰った本を、粗末にならないよう必要な人に販売。それを買い求めた人の子孫だったのです。私がホームページを担当し4年近くですが、このような反響を頂いたのは初めてのことで、おどろきました。

 その本のタイトルは、「都鄙問答」(といもんどう:中央公論社:日本の名著)です。これを手にした「奇兵隊士:長生静夫」は何歳だったのでしょうか。おそらく20歳に届いていないと思われます。函館まで遠征し無事凱旋されています。

 「都鄙問答」をパラパラと読んでみますと、また驚きです。私は、下関商業高校出身ですが、学年のクラス名は、1,2,3組ではなく、仁・義・礼・智・信…です。「都鄙問答」は、なんと人の道の根本を教えている本でした。それを、少年・奇兵隊士が買い求めたのです。

 スイレンの花の数、5輪の理由まで、なんと遠路でした。読んでいただき、ありがとうございました。

2022.05.05 黄ショウブに薫風

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                                  (令和4年5月5日)

 コロナ禍で、東行庵仏間の一般公開は、残念ながら控えさせていただきました。

 東行池の黄ショウブと、さわやかな薫風を感じて頂ければと思います。スイレンの花が咲き、鯉がすいすいとそのあたりを泳ぎ、のどかな光を浴びています。

 昨日も素晴らしい好天で、遠路をわざわざ、多くのかたが訪れていただきました。偶然にお会いした方は、岡山県は備前市からの方で、高杉東行先生の陶像を製作された、伊勢崎陽山さん窯元のお近くに住まわれるかたで、第三代庵主の谷玉仙尼と数人で訪れたことを思い出し、なつかしいひと時を過ごさせていただきました。

 東行池の本格的なショウブの開花時期は、6月の初旬から始まります。どうぞお楽しみにしてください。

 

 

 

2022.04.28 ツツジ、間もなく満開

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                             (令和4年4月27日:東行池)

 東行池の周囲や、境内に約300本のツツジがあり,間もなく満開の時を迎えます。

 東行庵の玄関の扁額「東行庵」の文字を書いてくださった、小原六六庵(愛媛県松山市:独自な書体の書道家:漢詩家)が、昭和41年4月、東行先生の墓前に於ての奉納詩の中に「杜鵑(つつじ)花発(ひら)松柏の間」と詠んでおられ、当時から各種のツツジがあったことを物語っています。

 現在咲き誇っているのは、クルメツツジで、池の中にはスイレンも白い花をつけ、コウホネ・ミツガシワの花もみられます。も少しすると、ハナショウブの季節となり、沙羅双樹の花の季節となります。まさに、花の季節巡りです。どうぞお出かけくださいませ。

 

 

2022.04.22 ツバキ園 整備進行中

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                                 (令和4年4月23日)

 東行庵の「千本椿園」は、第3代谷玉仙庵主の33回忌記念事業の一環として、園路の整備はすでに完了。ゆっくり散策し、椿の紅、白、絞りなど、多彩な花々を観賞できるようになりました、そして、いよいよ銘品の植え付けが始まりました。

 4月22日には、日本ツバキ協会登録第1号の「優心白」など5本が、新花壇に植え付けられました。場所は、第3駐車場のすぐそばです。

 これからは、下関市で日本ツバキ協会に登録された「玉仙」など11本をはじめ、約20本が植えられます。夏ツバキで赤色椿「アザレア」も、7月になると咲き初めます。どうぞお楽しみにしてください。

 整備資金を協賛してくださった、坂田利明さん(山口市在住)に感謝。感謝の念でいっぱいです。

 

 

 

2022.04.16 珍しい”御衣黄桜”満開

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                                  (令和4年4月16日)

 桜の種類は多数ありますが、その中で、緑色系の桜は珍しく、東行庵には”御衣黄桜”(ぎょいこうさくら)が、あります。場所は、東行記念館に向かって左、緑保育園寄りの山手です。5本が並び立っています。

 ”御衣黄桜”は、江戸時代に京都の仁和寺で栽培されたのが、始まりとされています。八重咲きで、別名(緑桜)(黄桜)とも呼ばれています。

 名前のように、咲きはじめは緑色ですが、最盛期が近くなると、白っぽく、または黄色へと変化します。

 その由来は、貴族の衣装のもえぎ色に近いことから、と言われています。24日ころまでが、見ごろです。やがて、藤の花も咲いて来ます。どうぞお出かけくださいませ。

 

 

 

 

 

2022.04.14 第156回東行忌開催。

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                            (令和4年4月14日:東行庵講堂)

 高杉東行先生の偉業を顕彰する、第156回”東行忌”が、令和4年4月14日、東行庵の講堂で営まれました。当日は、早朝からあいにくの雨となり、会場は東行先生の墓前でなく、講堂でした。例年ですと、緑の風の中で、園児の散華や、詩吟の奉納など多彩な催しが加わりますが、コロナ禍では如何ともいたしかたありません。

 せめてもの思いで、仏間を開放し、2点の茶碗を展示し、水琴窟の音を楽しんでいただきました。そのお茶碗は、第三代庵主、谷玉仙庵主が、萩焼の窯元を訪れ、般若心経の全文をお茶碗に記したものです。ところが、意外とは失礼ながら、この茶碗に感動されたかたがいらっしゃいました。

 東行庵には、無鄰菴という茶室もあり、茶碗の名品も眠っています。コロナが癒えましたら、その展示を行い、楽しんでいただきましょう。

 庵の庭には、コバノミツバツツジが、細い春雨にぬれる風景がありました。それを、高杉東行先生と、初代庵主の位牌が、並んで眺めていました。

 

 

 

 

 

 

 

2022.04.09 ミツガシワ 満開です。

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                             ミツガシワ(令和4年4月9日)

 東行池に、氷河期の遺存植物”ミツガシワ”が、満開となりました。下関市には、新下関駅に近い勝山御殿跡(国の史跡指定)にただ一か所ありましたが、その場所のみでは、根絶する可能性があり、保全のために、東行池と園芸センター(すでに途絶)に移植されました。東行池では、3月下旬から咲きはじめ、現在満開といえるほどです。

 ミツガシワは、約200万年前氷河期からの遺存植物で、水が常に代わる池でないと生育いたしません。東行池はそばの締田川から水が流れ込み、その環境が適していると言えます。

 花自体は、ツボミのうちは、ピンクかかっていますが、咲いてくると、白い縮毛をたくさんつけた純白で、直径1~2センチで、白い毛は寒さや強い日差しから身を守るためとされています。200万年前の世界に、触れることになります。どうぞお出かけくださいませ。

 年中、水が代わる池をお持ちの方で、興味のあるかたは、お申し出ください。

 

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